娘にとって、一度挫折した「学校」という環境に挑むことは、
勇気のいる決断だったと思います。
しかし、長い時間を孤独に過ごし、無気力と、無力感と、疎外感の中、
このままでいいのか?と自問し続けた彼女は、
もうその1歩を踏み出す決意を固めていました。
「行ってみよう」という私に、
迷うことなく
「うん」といったのです。
緊張しながらも、期待を胸に相談に訪れました。
今までのことや、これからの不安などを面接でお話しして、
だんだんと緊張もほぐれてきたので、
授業を見学させてもらう事にしました。
ここにいる生徒の中に、自分と同じ高校を中退などの事情を抱えた人が何人もいる。
自分がわからない事情を抱えた人もいる。
娘は入学後、面接した日のことを
「あのときに、自分の孤独感が薄れていく感じがした」
と言っていました。
授業見学後、入学することを決意した我が子。
そこからは、全てが動き出し、翌月から学校に通う事になりました。
面接から入学…なんだか、あまりにも順調で、
拍子抜けするような気さえしました。
あんなに空回りしていた私は、何だったのだろうとも思いました。
自分を責めて、
育児の間違いばかりを探し、
我が子を出来損ないかのように思い、
出口が、永遠に見つからないような気がしていたあの時期。
本当に、苦しかった。
でも、私以上に苦しんでいたのは本人です。
私が空回りするのではなく、
彼女自身が乗り越えていくしかなかったのです。
だから、彼女が前を向いたその時、
全てが動き出したのです。
良かった、うれしい。
心からそう思いましたが、
狂喜乱舞する、というよりも、
もっと自然に、あたりまえのように動き出していったのです。